冬の海が見たい。それも波のある日本海がいい。
年が明けて間もない頃、そんな衝動にかられて山陰、島根へ行きました。
行き先は西側の益田・浜田方面。なお天気予報は一日中曇り。
唐音水仙公園
益田市の国道から少し細道へ入った先にあるスポット。
海岸沿いの斜面には地域の方々によって200万球を超える水仙が植えられており、例年見頃は12月下旬から1月いっぱいまでとのこと。
暗いうちから車を走らせ、駐車場に到着したのは8時半より少し前。バックからカメラを取り出すとなにやら異常な熱さが。
どうやら何かの拍子に電源がオンになり、しかもなぜかシャッターも切られ続けていたようで、2時間弱の運転の間に真っ黒な写真が量産されていました。
バッテリーは予備を含めて2つ持ってきていたのですが、これで1つ目のバッテリーを消費しきってしまい残りHPはいきなり1/2に。そんな幸先の悪いスタートでした。
そして水仙は、今年は開花が遅れているらしく1月初旬ではまだほとんど咲いていませんでした。
あとで知ったのですが、開花状況は益田市のHPで確認できます。今年は2月初旬くらいが見頃かも。(事前に調べる癖をつけたいものです。)
満開になると見物でしょうね。
水仙は残念でしたが、吹き付ける風と押し寄せる波は私の日本海欲をちゃんと満たしてくれました。
あとなんとなくですが、スターウォーズエピソード8でルークが隠遁生活を送っていた惑星を彷彿させる景色だなとも。
道の駅 ゆうひパーク三隅
海沿いにある道の駅。
施設自体はこぢんまりとしていますが、建物の裏手にある広場からは日本海と海岸沿いを走るJR山陰本線が見えます。
写真を撮りに来る人も多く、列車の時刻を記した看板も置かれています。
列車の時刻が近づくとだんだん人が集まってきたので私も三脚を用意してカメラをセット。
30分ほどの間に3本通過する時間帯だったので、少し待って別アングルからも。
曇り空でも絵になりますね。
ちなみに砂浜へはこの水路を通れば出られるよう。
夏なら行くんですけどね。さすがに今回は諦めました。
浜田漁港
といっても付近にある道の駅から眺めただけです。やはり歩きに行ってみればよかったなと少し後悔しています。
時間やバッテリーの都合もあってか、今回はいろいろと撮りこぼしが多かった気がする。自由勝手にやっているのにどうしてせっかちになってしまうのか。
ちなみに名前のとおりですが、この道の駅 ゆうひパーク浜田は夕日がきれいに見える場所です。
おまけ:道の駅のフードコートが混んでいたので行ってみた浜田市内の食堂。
どこか懐かしくて落ち着く雰囲気の店内で、たこ初ライスなるものをいただきました。近くに行くことがあればまた寄ってみたい。
石見畳ヶ浦
トンネルを抜けた先に広がるボコボコとした奇妙な海岸。地質学とかに明るければもっと深く堪能できたのかもしれません。私は海だー、岩だーと楽しみました。
RPG感のある出入口。
このボコボコとした岩は波の浸食によってでてきたもので、ノジュールというそう。
まっくろくろすけのようなウニたち。
ハングル文字のものも目立ちましたが、たぶんお互い様なんでしょうね。
国府海水浴場
もともとはすぐ近くの立石見海浜公園へ行くつもりでしたが、石見畳ヶ浦への道のりで目に入ったので寄ってみました。
相変わらずの曇り空ですが、イメージしていたとおりの冬の海。
なぜこの光景が見たかったのかは分かりませんが、冷たい風に吹かれながら波打ち際と水平線をしばらく眺めました。
空模様のせいで、まるで海の向こうに壁がそびえているよう。
カメラのバッテリーは残り1メモリになってしまっていたので、次の場所を最後にすることに。
石見大崎鼻灯台
「この道に入るの?」と思わされる砂利道を少し進み、階段を上った先にあった灯台。絶景でした。
東側。
北側。
そして西側。
なじみのある海が瀬戸内海のため、日本海を正面に見たときの東西感覚には違和感を覚えます。
シャッターを切っていると、やはりここでバッテリーが尽きました。
波子の町並みや有福温泉にも興味があったのですが、今回はここが潮時ということで終了。
東側の出雲・松江方面にも足を延ばしたかったのですが、移動距離を考えると日没までにあまり余裕がなさそうだったので今回は計画段階から見送ることに。(どのみちバッテリー問題もあったので無理でしたが。)
松江は昔桜の時期に行ったときの空気感が忘れられないので、その頃に気力があればまた行きたい。
以上、奇行レポでした。